#0009 Web3.0を語る DAO やらないの? 編

web3

こんにちは、IZANAです。

前回に続き、DAOの話です。

DAOの概要については前回書かせて頂きましたが、概要ではなくフィジカルなDAOとは?

例題を上げながら書かせて頂きたいと思います。

この記事で少しでも理解を深めて頂けたら幸いです。

DAOとは

最近DAOとは株式会社の次の働き方とか、自立分散型とかの言葉では聞く機会が多くなっている

と思いますが、実例があまりにも少なく理解がなかなか追いつかないのが実情だと思います。

ここまで多く聞くようになったDAOと言うワードなら、まず超大手企業が取りいれて運用し、

その結果次第で、後追いの大手、中小企業が運用をし始めるのが今までの流れだと思いますが、

なぜか超大手企業がDAOを始めていません。何故でしょう

その回答はものすごくシンプルで、会社を立ち上げうまく行けば創業者が儲かるというのが

今までのルールでしたが、ことDAOに関しては立ち上げて上手く運用できても創業者が

必ずしも儲かるとは限らない、からだと思います。

DAOって儲からないの? 例題Nouns DAO

商品を作って売る、売って利益を得る、これが現在の会社の形ですが、

DAOになるとどうなるんでしょう。

2022年4月現在で純度の高いDAOとして話題になっている、Nouns DAO(ナウンズ・ダオ)

と言うのが有ります。

Nouns DAOとはNFTが1日1体、自動生成され自動的にオークションにかけられ24時間以内で購入者

が決まるシステムを組んでいます。(今回はこの話がメインでは有りませんので、詳しく知りたい方は

調べてみて下さい)そしてこのNFTが1体100ETHとか200ETHで飛ぶように売れていきます。

大儲けですよね、でもNouns DAOはこの売上金が自動的にトレジャリーウォレットに入ります。

しかもこのトレジャリーウォレットと言うのが、個人の勝手で開け閉めが出来ない金庫の

のような物になっております。

開け方は、Nouns NFTを所持している人の投票により、例えばNFT所持者の10%の賛成が有れば

その金庫の中からこれも自動的に出金されます。

つまりNouns DAOの創業者でも(10人いるようですが)勝手にお金を出せないという事です。

投票で賛成票を多く取れれば、誰でも(ここではわかりやすく誰でもとしておきます)

お金を受け取れるという事です。

ただしNFT所持者の賛成表を得る為には、自分勝手な提案ではダメですよね。

Nouns NFTの価値を高められる提案なら表を集めやすくなるかもしれません。

NFT所持者からすれば、100ETHで購入したNFTが200ETHの価値になればもうかるから

その為なら、賛成表を入れるかもしれません。

DAOのまとめと、DAOって儲からないの?の回答

Nouns NFTが1日1枚自動で発行され自動でオークションに出ます。

24時間以内に売れます。売り上げはトレジャリーウォレットに入ります。

NFTを購入する方の目的の一つが、NFTの価値が上がる事です。

(価値を上げるには、例えばNouns NFTの認知度を上げ欲しがる人を増やすが有ると思います。

100ETHで購入したNFTを200ETHで売れば儲かりますし、所有の満足度も上がります。)

ですので、Nouns NFTの認知を広げる為に活動をする必要があります。

そのための活動費用をNFT所持者による投票で決議していきます。

〇〇と言う活動をしますので、○○ETHを下さい!と言う立候補者が現れた時に、投票を行い

決議されれば自動的に立候補者にトレジャリーウォレットから送金されます。

立候補者はそのお金を自由に使い、Nouns NFTの認知が上がればNFTの価値が上がります。

その投票権を持っている方々と活動をする方々をDAOと言います。

どうでしょう?

この話の中で、創業者に直接お金が入るという文章が出てこなかったと思います。

(Nouns DAOの場合は発行されるNFTの10分の1が創業者に分配されるようです)

これは2022年4月現在で、最も完成されたDAOと言われている【ビットコイン】

にも同じことが言えると思います。

ビットコインは今もな謎の人物【サトシ ナカモト】により作られました。

幾らかのビットコインをそのサトシ ナカモトが所有はしているようですが

私たちがビットコインで何かを購入してとしても、サトシ ナカモトには1円も

入らないんです。

これが超大企業がDAOに手を出さない理由だと思います。

まとめ

如何でしたでしょうか?

今回書かせて頂いたのは一例ですが、他の例では、発行しているNFTの二次創作を行って売って

儲けて良いですよ、そのための資金は投票で決まればトレジャリーウォレットから出しますよ、

なんていうDAOも作られるそうです。

これでは何の為にDAOを作っているのかよく理解できないかもしれませんが、もしかすると

DAO(つまりWeb3.0時代)がWeb4.0、Web5.0になると、まだお金稼ぎしてんの?

なんて言葉が出てくるかもしれませんね。

この新しい考えのDAOは増えていくのか、私自身もチャンスが有れば積極的にかかわって

いきたいです。

それではまた次回お会いしましょう。

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